母の電話が、少し長くなりました
今日は仕事始めでした。朝から雪が降っていて、病院の外来は、年末年始を越えた患者さんでにぎやかでした。昼休みに携帯を見ると、母から着信が一件入っていました。
かけ直してみると、用事はとくにないようでした。「雪はどうかい」「ストーブはつけているよ」と、そんな話が続きます。以前は五分もしないで切れていた電話が、このごろは、少しずつ長くなってきました。おとといの大雪で、玄関の前の雪を寄せるのが大変だったそうです。近所の方が手伝ってくださったと聞いて、あとでお礼に行かなくてはと思いました。
仕事のあと、実家に寄りました。母は、こたつに座って、小さな背中をさらに丸めてテレビを見ていました。台所をのぞくと、お昼の食器が洗わないまま、流しに置いてありました。洗い物は、私がさっとすませました。母は「ありがとうね」と言って、お茶を入れてくれました。湯のみを持つ手が、前より少し、ゆっくりに見えました。
帰りがけに、「今度の日曜日、また来るからね」と言うと、母は玄関まで出てきて、見送ってくれました。外は雪の中、暗くなっていて、実家の窓の明かりが、遠くなるまで見えていました。今年は、母のところへ行く回数が、少し増えそうです。無理をしないで、ゆっくり通おうと思います。
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