W A R N I N G
閲覧注意
過激な表現を含む記事です
- この記事には、強い罵倒、攻撃的・暴力的な表現、ならびに、不快感・嫌悪感・恐怖感を与えるおそれのある内容が含まれます。
- 記事の内容は、投稿者個人の見解であり、当サービスの運営者の見解を示すものではありません。
- 精神的な不調を抱えておられる方、過去に強い心的外傷を負われた方、刺激的な表現に敏感な方は、閲覧をお控えください。
- 本記事の閲覧により生じた、いかなる不利益、損害についても、運営者は一切の責任を負いません。閲覧は、すべて閲覧者ご自身の判断と責任において行ってください。
- 18歳未満の方は、閲覧できません。
ぬるい風の夜
きょうは土曜で、店は午前二時まで。閉めて片付けて外に出たら、ふわっとぬるい風が頬にあたった。
くもりの一日だったせいか空に星はなくて、朝の最低気温は五度くらいだったはずなのに、夜の底だけがなんとなくゆるんでいる。春って、たぶんこういうところから始まるんだよね。
いつもの散歩の道を底の減った革靴で歩くと、線路沿いの桜はまだ七分咲きで、街灯の輪のなかだけが白く浮いていた。そういえば、ボックス席の二人連れが帰り際に、傘もないのに傘立ての前で少し立ち止まっていて、女の人の襟足がほどけているのを、男の人は見ないふりでやり過ごしていたのだった。見ないふりは、見ているより、よほど正直なんだよね、たぶん。
途中の自販機であたたかいお茶を買ったとき、百五十円からお預かりします、と言われた気がして、機械なのに、と一人で可笑しかった。バイトの癖が、いつのまにか耳にこびりついているらしい(笑)。
煙草をやめて三年になるのに、こういう夜は口がさびしくて、お茶の缶を両手で包んだまま、橋の上でしばらく線路を見ていた。猫はもう寝ているだろうけれど、帰ったらわたしの寝る場所が、ちゃんと残っているかな。どうだろう。
コメント
関連する記事
- 傘の骨(よざくら)
- 歩いたのは、行きだけでした(ケイ)
- 二本立ての二本目(よざくら)
- ひるま、起きている(よざくら)
- 帰り道の風が、もう冬の手前だった(うきぐさ)
| « 右手のゆくえ | 傘の骨 » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 季節・行事(266) 動物・ペット(179) 日記・雑記(126) 仕事・学校(423) 趣味・おでかけ(651) 食・料理(181) 暮らし・家計(177) 体と健康(214) 家族・子育て(611) 世の中のできごと(14) |
|---|---|
| タグ | 家族雑記日常仕事母行事体調実家息子猫ごはん夫職場近所冬育児散歩長女夏節約秋日記日曜日失敗畑犬長男おでかけ休み休日 |