退職して一年、朝がゆっくり長くなりました
去年の三月に病院の嘱託を終えて、もうすぐ一年になります。朝、目覚ましをかけなくなって、最初のうちは、かえって早く目が覚めていました。いまは、夫と一緒に、ゆっくりお茶を飲んでから一日が始まります。
今日は土曜日でしたが、朝から雪が降ったりやんだりで、風も少しありました。それでも午後に、厚着をして朝日ヶ丘神社まで歩いてきました。参道は雪が踏み固められていて、足もとに気をつけながら、小さな歩幅で進みます。山歩き用の赤い帽子をかぶっていったら、すれ違った近所の方に「山帰りですか」と声をかけられて、笑ってしまいました。
働いていたころは、一日が予定でぎっしりでした。いまは、空いている時間に何をするかを、自分で決められます。朝はパッチワーク、昼前に買い物、天気のいい日は散歩。まだ、時間の使い方が上手になったとは言えません。ぼんやりしているうちに、夕方になっている日もあります。
四月からは、図書館で子どもたちに絵本を読むボランティアを始める予定です。今のうちに、孫に読んであげる気分で、声に出して練習しています。猫のミケが、膝の上で聞いてくれます。いちばん静かな観客です。マスクをしたままでも、声がやわらかく届くように、ゆっくり読んでみようと思っています。
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