端切れの箱を、ひっくり返しました
今日は病院のお勤めの日でした。朝は小雪がちらついて、駐車場の車のフロントガラスがうっすら白くなっていました。仕事帰りに、いつもの道をゆっくり運転して帰りました。
夕ごはんのあと、教室で習いかけのタペストリーの続きをしようと思って、端切れの箱を押し入れから出しました。ところが、ふたを開けたとたんに、布がふわっと広がって、居間の床いっぱいになってしまいました。夫が新聞から目を上げて、「花畑みたいだな」とひとこと。無口な人なので、その一言がなんだかおかしくて、二人で少し笑いました。
広げた布を、色ごとに分けてみました。赤や黄色の小花柄は、娘の浴衣を縫った残りです。もう何年も前のものなのに、並べると、そのころの夏が思い出されます。秋に結婚した長女に、小さなポーチでも作ってあげようかと、紺地に合う布を探しているところです。
そばでミケが布の山に飛び込んで、一番やわらかい布の上で丸くなってしまいました。針を持つ前に、まずミケを動かさなくてはなりません。今夜は、布を片づけるだけで終わりそうです。でも、こういう夜も、悪くないものです。
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