週末の母の家、帰りぎわのひとこと
日曜日、いつものように母の家へ行ってきました。外来の仕事がある平日は電話だけなので、顔を見られるのは週末だけです。
母は80歳。背中が少し丸くなって、台所に立つ時間も短くなりました。冷蔵庫をのぞくと、先週持っていったおかずがほとんど手つかずで残っていました。「ひとりだと、作るのも食べるのも面倒でね」と母は笑います。笑っているので、こちらも深刻になりすぎないようにしているのですが、病院で毎日いろいろな方を見ているぶん、このまま一人暮らしを続けてもらっていいのか、ふと考えてしまいます。
夫に話すと、「急がなくていいんじゃないか」と、いつもの口調で言われました。無口な人ですが、その一言で肩の力が少し抜けます。母も、まだ自分で買い物に行き、近所の桜台公園のベンチで知り合いとおしゃべりをしているそうです。そこは大事にしたいですね。
帰りぎわ、玄関で母が「あんたも体に気をつけなさいよ」と言いました。看護師の私に言うのがおかしくて、二人で笑ってしまいました。来週は何を持っていこうかなと、ひとりごとです。
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