霧雨のなか、桜の終わりを見に行きました
今日は朝から霧雨でした。傘をさすほどではないのですが、歩いているうちに眼鏡のレンズがうっすら白くなって、仕事の帰りに近所の北園公園へ寄るころには、前がぼんやりするほどでした。
桜はもう、ほとんど散っています。遊歩道は花びらでうすいピンク色になっていて、濡れた地面にぴたりと貼りついていました。枝には若葉が出はじめていて、ベンチのあたりを通ったとき、祖母と去年ここへ見に来たことを、ふと思い出しました。祖母は今年、足が少し弱くなったので、今日は家で留守番です。
三十分ほど歩いて、写真を三枚だけ撮りました。花の下にいるときよりも、散ったあとの地面を見ているときのほうが、わたしは落ち着くようです。見上げる時間は短くて、見下ろす時間は長いのですね。なるほど、と一人で思いました。
帰ってから、祖母に拾ってきた花びらを一枚見せると、「ああ、おしまいだねえ」と笑っていました。
花は散り 雨に濡れたる 道の上 春のかけらを 踏まずに歩く
今夜は雲が厚いので、観測はお休みです。それでも、よしとします。
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