祖母の初七日のあとの昼
日曜日、母の実家ではなく、自分の実家で昼を食べました。祖母の四十九日にはまだ早いのですが、法事のあとの整理で、親戚が少し集まる日でした。
出てきたのは、母が朝から炊いた混ぜごはんと、煮しめと、母の漬物です。里芋は、祖母が畑で作っていたものを、近所の人が分けてくれたそうです。形は不揃いで、皮のあたりがほんのり厚い。それでも煮ると、ねっとりとして、味がよく染みていました。
祖母の味は、こういうものだったと思い出しました。濃くも薄くもなく、ただ、ちゃんと火が通っている。母は「おばあちゃんほどうまくいかん」と言って、小皿に自分の分をよそっていました。父は黙って二杯目を食べていました。
帰り道、自転車を押しながら、食べたものの名前を一つずつ数えてみました。里芋、人参、しいたけ、こんにゃく。思い出すのは、味よりも、箸を置く音のほうです。
今日は晴れで、少し蒸しました。夕方は、冷たい麦茶を一杯だけ飲んで、早めに寝るつもりです。
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