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さちこ

画面の中の、はるくんとひなちゃん

2021-01-31 · カテゴリ: 日常

日曜日、朝から雪が降ったりやんだりの一日でした。最高気温も氷点下のままで、窓の外は真っ白です。夫は雪かきを終えて、いまは居間で囲碁の本を開いています。

昼すぎに、長女から連絡があって、スマホのビデオ通話で孫たちの顔を見ました。はるくんは小学1年生。学校で習ったという漢字を、画用紙に大きく書いて、画面いっぱいに見せてくれました。「森」という字で、木が三本、ちょっと傾いて並んでいました。ひなちゃんは4歳。しばらく見ないうちに、話し方がずいぶんしっかりして、「ばあば、ミケは元気?」と聞いてくれました。ミケは私のひざで、画面に鼻を近づけて、においをかいでいました。

通話が終わると、居間が急にしんとしました。画面の中の二人は、ちゃんと笑っているのに、手を伸ばしても頭をなでられません。去年の春から、まだ一度も会えていません。仕事でも毎日、人との距離を気にする暮らしですから、仕方がないとわかっています。それでも、背が伸びたかしら、ほっぺたはまだ丸いかしらと、考えてしまいます。

夕方、夫が「次に会ったら、きっと大きくなってて驚くな」と、ぽつりと言いました。無口な人なので、同じ気持ちだったのだと知って、少し笑ってしまいました。今夜は、はるくんの「森」の字を思い出しながら、小さな手紙を書いてみます。

孫日常冬

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