ストーブのそばで、六角形を二十枚
外は朝から雪で、窓の向こうが白くけぶっています。今日は仕事が休みの木曜日。ストーブのそばに座って、ひさしぶりに針箱を広げました。
作っているのは、六角形をつなぐ小さなテーブルセンターです。紙の型紙に布をくるんで、一枚ずつ縁をかがっていきます。布は、家にたまっていた端切れ。紺と生成りと、少しだけからし色を混ぜました。二十枚そろえるつもりで、今日は十一枚まで進みました。
病院の仕事が変わってから、帰ると、気持ちが張ったままのことが多くなりました。そんなとき、針を持って同じ形を黙々と作っていると、肩の力がすうっと抜けていきます。教室にも、今年はなかなか通えません。それでも、手を動かしていると、仲間のおしゃべりが聞こえてくるようです。
途中で、ミケがやって来て、作りかけの六角形の上に、ごろんと丸くなりました。どいてほしいと頼んでも、知らん顔です。仕方がないので、そのまま針を持つ手を止めて、お茶にしました。夫は隣の部屋で囲碁の本を開いています。
できあがったら、孫たちに会えたときに、お茶の時間に使ってもらえたらいいなと考えています。その日がいつになるのか、まだわかりませんが、それまでに、もう一つ作れるかもしれません。
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六角形の上に陣取るとは、ミケちゃんなかなかの強者ですね