粉をふるう朝、生地が応えてくれました
今朝は五時半に起きて、庫裏ではなく、自宅の台所でパンを焼きました。前の晩に仕込んだ自家製酵母の生地が、冷蔵庫の中でゆっくりふくらんでいて、ふたを開けると、ほのかに甘酸っぱい香りがしました。
外は冷えこんで、最低気温は氷点下でした。冷え性のわたしには手ごわい朝ですが、生地のほうは寒さをむしろ喜ぶようで、じっくり時間をかけた分、気泡がきれいに入っています。ムギは作業台の近くで丸くなって、焼き上がりをおとなしく待っていました。
焼きあがったのは、ハード系の小さなパンです。クープがぱっくりと開いて、割ると中はしっとり。夫が、お茶と一緒に二つ食べて、「今日のは皮がいいね」とひとこと。それだけで、ささやかに満足した朝でした。
ところで、パンを切る「クープ」はフランス語の coupe で、「切る」「切れ目」という意味だそうです。調べてみたら、イタリア語の colpo(一撃)とは別の系統のようで、似ているのでてっきり親戚だと思いこんでいました(笑)。語学のノートに、そっと書き足しておきます。
午後は母の面会の前に、小さなパンを一つ包んでいくつもりです。
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