氷点下の朝、板の間のぬくもり
今朝は最低気温が氷点下まで下がり、庫裏の台所の水も、手を出すのをためらうほどの冷たさでした。それでも日中は十一度ほどまで上がって、本堂の縁側にはやわらかな日が差していました。
お寺では、午前中に卒塔婆の名前の確認をしました。帳簿と一枚ずつ見比べる、地味な作業です。住職の奥さまが淹れてくださった熱いお茶で、冷えた指先をようやく温めました。手の荒れたところに、湯呑みの熱がしみるのです。
帰りに、近所のスーパーで食パンを見かけました。一斤五百円あまり。自分で焼けば粉とイーストでもっと安く済むのですが、今夜は仕込む気力が少し足りず、夫と顔を見合わせて、素直に買って帰りました(笑)。
ところで、「寒の戻り」と言いますが、この「戻り」は、一度ゆるんだ寒さがまた来ることを指すのだそうです。調べてみたら、立春を過ぎてから使う言い方で、いまのような時期は、ただの「寒さ」なのですね。なるほど、と思いました。
春はもう、ささやかに近づいているようです。
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