雨の金曜、体のおもり
朝からの強い雨で、目が覚めたときから、体がどうにも重たい朝でした。冷え性の足先は氷のようで、肩も石を載せたよう。庫裏の台所でお茶をいれて、両手で湯のみを包んでいると、少しずつ指が温まってきます。
今日はお寺の日でした。傘をさして歩いて十分ほどなのに、風に煽られて、着いたころには裾がすっかり濡れていました。本堂の拭き掃除は、膝が少し気になったので、無理をせず、ゆっくりと。急ぐと、かえって痛みが出るのです。住職の奥さまが「温かいものをどうぞ」と生姜湯を出してくださって、辛いものは得意ではないわたしにも、ちょうどよい加減でした。
帰ってから、母のグループホームに電話をしました。職員さんによると、今日は雨で外に出られず、食堂で歌を歌って過ごしたそうです。母は、わたしが誰だかわからなくなる日もありますが、電話口の声が穏やかだと聞くと、それだけで肩の力が少し抜けます。
ところで、「冷え」と「冷え性」はどう違うのかしら、と気になって調べてみました。「冷え性」は、ふつうの人が寒くない温度でも、手足や腰が冷えて困る体質のことだそうです。昔は「こしけ」「血の道」などともいい、女の人の体の不調をまとめて呼んだようです。なるほど、昔から、わたしのような悩みの人は多かったのですね。
今夜は早めに湯船につかって、膝と肩を温めます。雨の音を聞きながら、静かに眠れますように。
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雨で冷えた日の生姜湯は、お心遣いが身にしみますね。辛いのが苦手でも飲める加減とは、さすが奥さまです。