霧雨の石段を、ゆっくり上った
朝の空気が、湿っていました。二日続いた雨のあとで、今日は霧雨。傘をさすほどでもなく、ささないと少し濡れる、そんな降り方です。
仕事の前に、早めに家を出て、鳥居坂の神社に寄りました。石段の苔がしっとりして、古い石の鳥居の足もとに、彼岸花の赤がまだ少し残っとりました。数えたら、二十段ちょっと。上りきると、ふくらはぎがじんわり温かくなりました。卓球と山のおかげで、息はあまり上がらんかったですね。
句帳を出して、一つ。
霧雨や石段ぬらす曼珠沙華
(季語は使えたかどうか。曼珠沙華は秋のはずばってん、霧雨のほうは自信なしです)
ばってん、句になるかどうかより、石段の苔の匂いを吸い込んだことのほうが、今日は残った気がします。最高気温は31℃まで上がって、昼にはまた蒸したけん、朝の涼しさは、ほんなこつ貴重でした。
鳥居の前で手を合わせて、軽く頭を下げて、車へ戻りました。濡れた髪をタオルでふいて、出庫です。まぁ、よかたい。こういう朝も。
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