部室のストーブと石膏像
今日は火曜日で、美術部のある日でした。放課後の美術室は、ストーブをつけてもまだ少し冷えます。窓ぎわの席は特に寒くて、先輩たちはみんな上着を着たまま描いています。
今週から、石膏像のデッサンを始めました。鉛筆を寝かせて、影の部分を少しずつ重ねていきます。顔の鼻のわきや、あごの下の暗いところが思ったより難しく、同じ場所を何度も消しては描き直しました。気がつくと、手の側面が真っ黒です。
顧問の先生には、「見えている色じゃなくて、明るさの順番を見るといいよ」と言われました。目を細めて像を見ると、たしかに、細かい模様が消えて、明るいところと暗いところだけになります。家に帰ってからも、お皿やコップを細めた目で見てしまいました。
帰りが遅くなったので、居間で祖父がもう相撲の録画を見ていました。座布団を2枚重ねた席で、「今日はどうだった」と聞かれて、石膏像の話をしました。祖父は「力士の体も、影で丸みが出るんだろうな」と言っていて、なるほどと思いました。次の部活までに、もう少し影を整理してみたいです。
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