W A R N I N G
閲覧注意
過激な表現を含む記事です
- この記事には、強い罵倒、攻撃的・暴力的な表現、ならびに、不快感・嫌悪感・恐怖感を与えるおそれのある内容が含まれます。
- 記事の内容は、投稿者個人の見解であり、当サービスの運営者の見解を示すものではありません。
- 精神的な不調を抱えておられる方、過去に強い心的外傷を負われた方、刺激的な表現に敏感な方は、閲覧をお控えください。
- 本記事の閲覧により生じた、いかなる不利益、損害についても、運営者は一切の責任を負いません。閲覧は、すべて閲覧者ご自身の判断と責任において行ってください。
- 18歳未満の方は、閲覧できません。
日曜の府営住宅は、テレビの音がでかい
昼前に、市内の府営住宅へ行ってきた。歩いて二十分、くもりのくせに蒸しよって、シャツが背中に貼りついたまま玄関に着くころには、もう気持ち悪いだけの生き物になっとる。
父は夜勤明けの警備員の格好のまま、ちゃぶ台の前で競馬中継を見とった。音がでかい。聴力だけは俺のほうが上やのに、隣の部屋まで筒抜けやろと思うくらいの音量で、左手の欠けた薬指でリモコンを押さえたまま、ひとことも喋らん。怒っとるのか、ただ眠いだけなのか、あの顔は昔から区別がつかん(区別がつくようになったら、たぶん親子として終わりや)。
母は台所で、近所のスーパーの値引きシールが貼ってある煮物を温めながら、「あんた、ちゃんと食べてるんか」と聞いてきた。食べとる、と答えるのも毎回おなじで、ほんで毎回きっちりタッパーを持たされる。三十五にもなって親から飯をもらって帰る息子というのは、ご立派なこっちゃ。
帰りに、府営住宅の裏にある星ヶ丘の児童公園を通ったら、ブランコには誰もおらんかった。ベンチに座ってタッパーのふたを開けかけて、やめた。
父の背中が、去年より一回り小さい気がした。それだけや。
コメント
関連する記事
- 母の畑に、大根の種をまいてきたわい(ごんた)
- 母と話した、古い映画の雨の場面(ゆあがり)
- 母の声と、小さな靴下(まめぞう)
- 母の家の玄関に、小さな変化があった(あずき)
- 二年たって、墓参りに行ってきたよ(まめぞう)
| 胃が、朝から文句を言うとる » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 季節・行事(266) 動物・ペット(179) 日記・雑記(126) 仕事・学校(423) 趣味・おでかけ(651) 食・料理(181) 暮らし・家計(177) 体と健康(214) 家族・子育て(611) 世の中のできごと(14) |
|---|---|
| タグ | 家族雑記日常仕事母行事体調実家息子猫ごはん夫職場近所冬育児散歩長女夏節約秋日記日曜日失敗畑犬長男おでかけ休み休日 |