図書室の棚に、文庫の歳時記を戻す
朝から霧雨が降ったりやんだりで、庭の柿の葉が、しっとりと重たそうでした。今日は鳥見を見送って、借りていた本を返しがてら、公民館の図書室へ行きました。
当番の日ではないのに、つい棚の前で長居をしてしまいます。俳句の棚は、いちばん奥の窓ぎわです。文庫の歳時記が四冊、春夏秋冬と並んでいて、秋の巻だけ背表紙がすっかり白くなっていました。みんな、この季節に開くのでしょうね。そういえば、わたしの秋の巻も、角が丸くなって、付箋だらけです。
返却のついでに、秋の巻を手に取って、「秋澄む」「秋霖」のあたりをぱらぱらとめくりました。今日のような霧雨は、秋の季語でいうと何になるのかしら、と。例句を読んでいると、他人の句なのに、そのときの空気までこちらに来るようで、ほんま不思議やなあと思います。老眼鏡をかけたりはずしたりしながら、結局、小一時間。しんどい日も、本の前では時間が止まります。
帰りに一冊、鳥の随筆を借りました。表紙に、ジョウビタキの絵があります。もうすぐ庭にも来てくれるころで、今年はいつにしましょうか。毎年、先に本で会ってしまうのです。
霧雨や頁の端の折れ癖も
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