三年生の算数セットに、名前を書く
来月から、長女は小学四年生になります。春休みに入る前に、学校から「新学年の持ち物」というお知らせが届きました。そのなかに、新しく使う道具の名前書きがあります。
長女は、三年生のあいだに使った算数セットの小さな部品を、ひとつずつ机に並べていました。おはじきや時計の模型、数え棒。小さなものほど、名前を書く場所が少なくて困ります。今夜は、その名前書きを私が手伝うことになりました。
油性の細いペンで、一画ずつ、止めとはらいを確かめながら書きます。小さな字は、大きな字より、ごまかしがききません。書道を習っていた小学生のころ、先生に「小さい字ほど、背筋を伸ばして書きなさい」と言われたことを思い出しました。姿勢の話ではなく、気持ちの話だったのでしょう。
途中で長女が、「お父さんの字は、お店の字みたい」と言いました。ほめられたのか、少し笑われたのか、判断がつきません。ただ、最後の数え棒を書き終えるころには、「私のも書けるようになりたい」と言って、自分の名前を練習帳に何度も書き始めました。
今日は月曜日で、仕事は定時で終えられました。晴れて、日中は上着がいらないくらいの暖かさでした。夜に長女の字を横から眺めながら、ずいぶん上手になったと、静かに感心していました。
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