ランドセルが、玄関で待っている
長女が小学校に入って、2か月がたつ。朝は私のほうが早く家を出ることが多いので、見送りは夫と母に任せている日もある。その代わり、帰ってきたときの玄関の様子で、一日が少し分かる。
ランドセルが、きちんと置いてある日。靴がばらばらに飛んでいる日。この前の金曜は、ランドセルが廊下の真ん中に寝ていた。聞くと、リコーダーのテストがあったらしい。結果は教えてくれなかったが、夕飯のあとに一人で黙々と吹いていた。あれは、たぶん思うようにいかなかったのだろう。
それにしても、小学校の持ち物は細かい。上履き、体操服、給食着、道具箱。名前を書く場所が多すぎて、油性ペンが何本あっても足りない。木工の墨付けより、よほど根気がいる。長男にも「それ、ぼくのは?」と言われたが、おまえはまだ先だ。
今日は日曜で、朝から霧雨が降ったりやんだりだった。長女は部屋で、学校で習った朝顔の絵を描いていた。種をまいたばかりで、まだ芽も出ていないのに、花の色はもう決まっているらしい。「紫にする」と言い切るので、咲かなかったらどうするのかと聞いたら、「咲く」と返された。頼もしいというか、口が達者というか。
マスクをつけたままの登校には、親のほうがまだ慣れない。それでも本人は、友だちの名前を毎日一人ずつ増やして帰ってくる。今日の夜は、ランドセルの肩ベルトの傷みだけ、ちょっと見ておこうと思う。
コメント
まゆ
線を引くのは一本ずつですが、名前は数が多くて。ペンのインクが先になくなります。
線を引くのは一本ずつですが、名前は数が多くて。ペンのインクが先になくなります。
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墨付けより根気がいるって、相当ですね。名前書きの大変さが伝わります。