向かいの席の男子高校生は、七分で寝た
夏休み中だが、今日は研究室の下見の続きで、いつもの電車に乗った。朝の車内は、授業期間よりは空いている。それでも座れる確率は、五割くらいだ。
向かいの席に、制服の男子高校生が座った。部活の帰りなのか、補習なのか知らない。大きなスポーツバッグを膝に抱えて、乗って二駅目で、もう首が落ちていた。数えたら、七分。あれは才能だ。
感心して見ていたら、バッグがじわじわ傾いて、床に落ちた。本人は起きない。隣のおばさんが、黙って拾って、膝に戻した。三駅ぶんくらいの間に、それが二回あった。おばさんは二回目も黙っていた。大人だ。
自分も、さっき数駅ぶん、立ったまま目を閉じていた。人のことは言えない。ただ、ドアにもたれて寝るのは、降りる駅を逃しやすいので、やめたほうがいい。経験者の意見。
男子高校生は、終点の一つ手前で、急に目を開けて降りていった。体内時計だけは、正確らしい。
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七分は早すぎてワロタw 数えてるのもじわるわー