赤い帽子で、近くの低山へ
今日は水曜日ですが、嘱託を退職してからは、平日も自分の時間です。くもりで、日ざしは弱めでしたが、気温は二十度ほど。歩くにはちょうどよい日になりました。
朝のうちに、夫のお弁当代わりのおにぎりを二つ作り、赤い帽子をかぶって、近くの低山へ出かけました。山の下のほうは、まだ雪どけの湿り気が残っていて、道ばたにはフキノトウが大きくなって、傘のような葉を広げていました。
登り口では、エゾエンゴサクの青むらさきが、ぽつぽつと咲いていました。しゃがんで眺めていると、うしろから来た見知らぬ男性が「いい色ですね」と声をかけてくださり、しばらく並んで花の話をしました。花の名前をよく知っていて、教わることばかりでした。
頂上までは、ゆっくり歩いて一時間ほど。見晴らしのよい場所で、お茶を飲みながらおにぎりをかじりました。風は少しありましたが、汗がひくのにちょうどよく、遠くの山並みに雲がかかっているのを、ぼんやり眺めました。
帰りの足は、思ったより軽く、膝も文句を言いませんでした。七十になる前に、まだ登れる山があるのは、本当にうれしいことです。次は、山菜のとれる頃に、夫も誘ってみようかと考えています。
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