絵本を閉じたとき、小さな拍手が起きました
今日は雪になりました。朝から細かい雪が降り続いて、図書館へ向かう道も、歩くたびにきゅっきゅっと鳴っていました。
火曜日は、図書館で読み聞かせのボランティアをしています。今日の相手は、幼稚園くらいの子たちが十人ほど。冬の始まりにちなんで、雪の日に動物たちが集まってくる絵本を選びました。ページをめくるたびに、前の方に座った男の子が、体をぐっと乗り出してくれました。
途中で、絵本に猫が出てきました。丸くなって眠っている三毛猫です。声が少しだけ詰まりそうになって、一度、息を整えました。先月、うちのミケが亡くなったばかりです。それでも読み進めるうちに、子どもたちの「ねこさん、ねてるね」というひそひそ声に、こちらの気持ちがほぐれていきました。ミケも、こうして丸くなって、よく眠る猫でした。
最後のページを閉じると、小さな拍手がぱらぱらと起きました。女の子が一人、「もういっかい」と言ってくれたので、短いお話をもう一つ読みました。
帰り道も、雪はやみませんでした。赤い帽子に積もった雪を玄関ではらいながら、今夜は夫と、あたたかいお茶でも飲もうと思っています。ミケの座っていた窓辺には、今日も、やわらかい光が少しだけ差していました。
コメント
さちこ
ありがとうございます。子どもたちの小さな声に、ミケの丸くなって眠る姿を思い出して、心がやわらぎました。
ありがとうございます。子どもたちの小さな声に、ミケの丸くなって眠る姿を思い出して、心がやわらぎました。
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ひそひそ声、かわいいですね。気持ちがほぐれて何よりです