ミケの、いちばんあたたかい場所
体育の日の連休、最後の月曜日です。朝から霧雨で、庭の花壇も、しっとりとしていました。最高気温は8度ほどで、昼間でも空気がひんやりしています。今日はお休みの日なので、家でのんびり過ごしました。
この数日で、ミケの居場所が変わりました。夏のあいだは、玄関のたたきや廊下の板の間で、ぺたんと伸びていたのですが、ここ何日かは、居間のストーブの前で、丸くなっています。まだ火は入れていないのに、「ここが定位置です」という顔で座っていて、夫と二人で、「ストーブが出てくるのを、わかっているんだね」と笑いました。
お昼すぎ、パッチワークの布を広げて針を動かしていると、ミケが、ひざの上に乗ってきました。6歳になって、ますます丸々としてきて、ずっしり重たいです。そのまま、布の上にどっかり座られてしまい、針を持った手のやり場がなくなりました。しばらく、あきらめて、背中をなでていました。喉をごろごろ鳴らす音を聞いていると、こちらまで、まぶたが重くなってきます。
孫のはるくんが来ると、しっぽを追いかけられて逃げ回るミケですが、赤ちゃんのひなたには、不思議と、そっと近づいて、においをかいでいます。もう少し寒くなったら、ミケにとって、いちばんあたたかい場所は、どこになるのでしょう。たぶん、私のひざか、夫のあぐらの中だろうと、ひそかに思っています。
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