孫が、ひとりで階段をのぼりました
先日、長女の家に泊まりに行ってきました。2歳になった孫は、このごろ、なんでも「じぶんで」と言います。
玄関の小さな階段を、手すりにつかまって、ひとりでのぼると言ってききません。私が手を出そうとすると、はるくんは「だめ」と首をふります。そして、一段のぼるたびに、こちらを振り返って、うなずきます。私も、黙ってうなずき返しました。のぼりきるまで、ずいぶん長くかかりましたが、急ぐ用事もありません。
てっぺんに着くと、両手を上げて、えへんと胸をはっていました。小さな背中が、少しだけ大きく見えました。思わず拍手をしたら、本人も真似をして、自分で自分に拍手をしていました。
そういえば、母は、私が何かをできるようになるたびに、黙って見ていてくれた人でした。手を出さずに待つのは、案外むずかしいものです。外来で患者さんを待つときも、同じだなと思いながら、孫の背中を見ていました。
先日は、くもりで、半袖では少し肌寒い一日でした。帰りの車の中で、階段をのぼる孫の姿を、何度も思い出していました。
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