右腕が先に完成してしまった
仕事部屋ができて、いちばん変わったのは、編み物をする場所が決まったことである。窓際に椅子を置き、足元に毛糸のかごを置いた。環境は整った。整っていないのは、わたしの右手首のほうである。
先月から、自分用のマフラーを編んでいる。太めの毛糸で、目数は少なく、一日で半分は進むはずだった。案の定、進んだのは三分の一である。原因は毛糸ではなく、腕だった。昼間に原稿でキーボードを叩き、夜に編み針を握る。要するに、同じ手首を一日じゅう酷使しているわけで、どちらの仕事かと問われても困る。
外は朝から雪で、窓の向こうが白かった。こういう日は編み物日和だと思うのだが、肩がすでに石のように固まっている。猫背で編むと、肩こりが編み地に伝わるのか、目もきつくなる。見返すと、後半の段だけ明らかに硬い。(疲れが目に出るタイプの作品である)
そこで、一段編んだら手を振る、二十段で席を立つ、というルールを作ってみた。守れたのは初日だけである。二日目には、気づくと四十段進んでいて、腕がじんわり熱かった。ルールを作った本人を信用していない、という点では、毛糸の計算のときと同じ構図ではある。
結局、今日は十段で切り上げて、湯たんぽを手首に当てて寝た。マフラーはまだ完成しない。腕のほうが先に完成しそうである。誰も得をしない。
コメント
かぎばり
洗ってなじむなら、ほどかずに済みそうです。仕上げのときに試してみます。
洗ってなじむなら、ほどかずに済みそうです。仕上げのときに試してみます。
関連する記事
- ブランケットは三日目に重くなる(かぎばり)
- 映画館のポップコーンは、なぜあの塩加減なのか(あさみ)
- レジで聞かれた「ポイントカードは」を、10回数えました(あかね)
- 息子の体育祭の翌日、筋肉痛なのはわたしです(あかね)
- お彼岸の中日、母の畑で芋をもらった(あかね)
| « ブランケットは三日目に重くなる | 八ページのメニューから、結局いつものを選ぶ » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 体と健康(204) 趣味・おでかけ(610) 仕事・学校(394) 暮らし・家計(168) 動物・ペット(159) 家族・子育て(578) 食・料理(170) 季節・行事(245) 日記・雑記(104) 世の中のできごと(13) |
|---|---|
| タグ | 家族日常雑記仕事母行事体調実家息子ごはん夫職場猫近所冬育児散歩夏長女節約秋失敗日曜日長男畑おでかけ休み犬休日日記 |
肩の力が目に出るのは、私も覚えがあります。きつい段は、ほどかずに洗うとなじむこともありますよ。