霧雨の月曜に、冷やし中華を作りすぎた
月曜の昼、霧雨で湿度だけが仕事をしている日だった。最高気温は三十一度を超えていて、窓を開けても風は動かない。こういう日に温かいものを食べる人は、たぶん強い。わたしは弱いので、冷やし中華にした。
いちおう計算はした。麺は二玉、卵は一個、きゅうりは半分。案の定、卵が焼き上がる頃には気が大きくなって、冷蔵庫の残りを全部のせていた。ハム、トマト、昨日の鶏肉。皿の上は具の主張が強すぎて、麺がほとんど見えない。(冷やし中華とは、麺を食べる料理ではなかったのか)要するに、具材を整理する料理ではある。誰も得をしない。
外で食べれば七百円くらいの一杯が、材料費で数えれば三百円もかからない。そう思って満足したのが十二時半。ところが午後の原稿に向かうと、満腹と湿気で、まぶたが重い。肩こりの肩に、さらに酢の気配がのしかかってくる感じである。ドライアイの目をこすりながら、三行書いては伸びをして、また三行書く。進捗としては、冷やし中華の具の量に見合っていない。
夕方、残ったタレをあらためて見たら、まだ半分以上あった。これはもう、明日もやれという意味だと受け取るしかない。きゅうりを買い足しに行った。霧雨の中、傘をさすかどうかで少し迷って、結局さした。迷った時間がいちばんもったいなかった(笑)
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