仕事のゲームは、終わらせるために遊ぶ
仕事で遊ぶゲームと、自分のために遊ぶゲームは、同じ画面を見ていても、別の生き物である。前者は、クリアのために遊ぶ。後者は、遊ぶために遊ぶ。当たり前に聞こえるでしょうが、フリーになってから、この差がじわじわ効いてきました。
仕事のほうは、まず攻略メモを取る。ボスの行動、アイテムの入手場所、詰まりやすい箇所。スクリーンショットは、使うかどうかも分からないのに三百枚くらい撮る。要するに、遊びながら棚卸しをしている。宿屋で休むたびに、これは記事の何行目になるのか、と考える。(宿屋くらい休ませてほしい)
自分のゲームは、メモを取らない。迷子になるのも、同じ部屋を三回調べるのも自由で、効率の悪さがそのまま楽しさになる。案の定、先週は街づくりのゲームで、一時間かけて橋を架けて、そのあと壊して、また架けた。誰にも納品しないし、誰も得をしない橋である。それがいい。
困るのは、境目が溶けることだ。うっかり自分のゲームでスクリーンショットを撮りだして、あ、仕事じゃないんだった、と手を止める。職業病というやつで、ゲームの前に白衣を着るような感じ、とでも言えばいいだろうか。いや、違う、白衣は脱ぎ忘れるほうでした。
今日は霧雨で、窓の外が白い。昼に仕事のゲームを少し進めて、夜は自分のほうを開く予定です。メモ帳は閉じる。右手首のためにも、そうしておく。
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