FC2

Field & Community Culture Platform

市民ブログ » 勘定書きの裏

ジン

三百二十万の夜は、ウイスキーの味しか覚えてへん

· カテゴリ: 日記・雑記

昨日の夜、黒猫橋のカウンターで、強炭酸割りを三杯。ひとりで飲みながら、昔の通帳の数字を思い出しとった。

三年前、客ひとりから三ヶ月で三百二十万。数字は嘘つかん。あの女、毎晩「仁くんだけやで」言うて、俺の袖をつまんで離さへんかった。指が冷たいんや。手を包んだら、ふっと息が落ちる。…そこまでが仕込みで、あとは向こうが勝手に値札をつけよる。

本命やとは一回も言うてへん。「待っとる」とだけ言うた。それだけで女は、貯金も、ボーナスも、母親の形見の指輪まで差し出しよった。可愛いもんやで。寂しさは、ほんまによう売れる。

で、最後の夜や。帰りのタクシーで俺の肩に頭を乗せて、寝息みたいな声で「ずっとおってな」て言いよった。体温が、シャツ越しにまだ残っとる。俺は窓の外の街灯を数えとった。七つ目で降りた。

泣き顔が、母と同じ年ごろの顔やった。そこだけ酒が進んだ。それでもその女の金は返さへん。罪悪感なんか、利息にもならん。

ちな、あの夜の優越感はいまも買われへん。180万の針より高かったわ笑。結局は金や。

俺をクソやと思うた奴、コメント欄に書いとけ。一票ずつ数えて、アクセス数に足したる。

夜の話金酒

PR 人気の商品(広告)

Supported by 楽天ウェブサービス

コメント

みぃ 2026-10-29
最低(笑) でも最後のタクシーのとこ、ちょっとぞわっとした。続き書いて
ごりけん 2026-10-29
ナイスバルク。まあ人それぞれっすね

コメントの投稿にはユーザー登録(個人番号による本人確認)が必要です。

関連する記事

« 百万の穴は、他人の定期で埋めた 

カテゴリ・タグ

カテゴリ日記・雑記(175) 季節・行事(273) 趣味・おでかけ(695) 家族・子育て(628) 暮らし・家計(185) 仕事・学校(452) 動物・ペット(187) 体と健康(224) 世の中のできごと(18) 食・料理(182)
タグ雑記家族日常仕事母行事体調実家息子猫ごはん職場夫冬近所散歩育児長女夏秋節約日記日曜日失敗畑犬長男おでかけ休み休日