ペン先の箱、まだ捨ててなかった
昼間はチラシの修正が二本。夕方には片づいたけん、わりと平和な金曜でした。
夜、長女が仕事部屋をのぞいて「お母さん、つけペンって持っとる?」と。美術部で、マンガっぽい絵を描く課題が出たらしいんよね。持っとるどころか、引き出しの奥に、大学のマンガ研究会のころのペン先の箱がまだあるんです(捨てられん人)。
ちょっと語らせて。Gペンは筆圧で線が太くなったり細くなったりして、それが楽しいんですよね。丸ペンは髪の毛みたいに細い線が引けるけど、紙にひっかかってインクが飛ぶ。わたし、一年目の部誌の原稿で、主人公の顔のど真ん中にインクを飛ばして、先輩にホワイトで直してもらったことがあるんです。そのとき先輩が「飛んだら星にすりゃいい」って言うて、ほんとに背景に星を足してくれたんよね。トーンの貼り方より、あの一言のほうをいまでも覚えとる。あの原稿、星だらけの夜空になって、結局いちばん褒められたページでした(語りすぎました)。
長女は、Gペンを一本ためしに使ってみて、「線が勝手に動く」と言いよりました。あー、それね、最初はみんなそう。結局、ペン軸と先を二本ずつ貸しました。上手に描けるかより、インクを机にこぼさんかのほうが気になっとるんやけど。
返ってくるかどうかは、たぶん五分五分。とりあえず、そんな一日でした。
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