雨の月曜、蔵の棚をひとつ増やしました
朝からずっと雨で、店もしずかな月曜日でした。こういう日は、蔵にこもるのにちょうどいいのです。
先月、近所の古い家の整理で譲っていただいた小さな飯台と、欠けた染付の皿が三枚あって、ようやく手を付けられました。皿は、乾いた布で埃を払って、ぬるま湯で軽くすすぐだけ。縁の欠けは、かえって景色のようになっています。藍の濃いところと薄いところが一枚ごとに違っていて、手で描いた線の揺れが、そっと見えるのですね。
蔵の奥に作った棚は、もういっぱいでした。夫に頼んで、壁ぎわに板を一枚渡してもらい、そこに皿と飯台を並べています。夫は何も言わずに水平器を当てて、気のすむまで直していました。口数は少ないのに、棚はまっすぐです。
集めはじめて四年になりますが、高いものは買いません。使えるか、手に取って落ち着くか。見ているのは、それだけ。店先の試飲の卓で、この皿にお菓子をのせてみましょうか。そんなことを、考えています。
夕方、孫が長女に抱かれて蔵をのぞきに来ました。
皿にふいに手を伸ばしたので、あわてて「これはまだ早いね」と抱き上げると、
にこにこ、
いつのまにか笑っていました。
いつか、この皿でおやつを出す日が来ますように。
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