冬至の前の朝、ゆず湯の話
朝六時半、ムギを連れて近所を一周しました。今朝はくもりで、最低気温はマイナス0.3度。霜が降りて、庭の餌台の縁が白くなっていました。ムギは霜柱を踏むのがおもしろいらしく、前足で何度も崩しては、不思議そうな顔をしています(少し甘いですが、かわいいものです)。
冬至は来週の月曜、二十一日です。今年は妻の実家からユズが届いたので、その日はゆず湯にする予定です。ちなみに、ゆず湯の「ゆず」は「融通がきく」、冬至の「冬至」は「湯治」にかけた語呂合わせだと言われています。ただ、理科の教員としては、もう少し実のある話をしたいところで、皮の油に含まれるリモネンなどの香り成分が、湯に溶けて体を温めてくれる、という説明のほうが僕は好きです。実際のところは、よく温まるというだけの話ですが。
冬至は、太陽の南中高度が一年でいちばん低くなる日です。理科室の窓から見える日だまりも、この時期は床の奥まで長く伸びます。授業ではその影の長さを毎年測らせていて、今年も生徒に測らせたところ、思ったより正確な数字が出ました。あとは、日の入りが一番早いのは冬至より少し前で、日の出が一番遅いのは年明けだというずれも、毎回聞き返されます。不思議なもので、知っているつもりでも、図に描くまで納得できないのですね。
夜、長男に「ユズは浮かべるの? 切るの?」と聞かれました。丸ごと浮かべて、あとで手で揉むと香りが立つ、と答えたら、本気で揉む気になっていました。長女は「かぼちゃも食べるんでしょ」と、段取りまでよく知っています。ムギには、湯気の立つ風呂場には入らせない方針です。まあ、そういうことです。
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