提灯を十八、数えた日
今朝は5時半に起きて、夫と食パンの残りで朝ごはん。お茶を淹れているあいだに、ムギが足もとを二度ほど回って、また座布団へ戻っていきました。
お寺では、来週のお十夜に向けて、提灯の支度をしました。納戸から出した箱は、全部で十八。ひとつずつ広げて、乾いた布で、骨にたまった埃を払います。箱の蓋には、去年のわたしの字で「上」と書いた付箋が、そのまま残っていました。几帳面なのか、片づけを横着しただけなのか(笑)。
お昼すぎ、日が差しているのに、ぱらぱらと雨。境内の砂利がほんの少しだけ色を変えて、すぐにまた乾いていきました。提灯は縁側の奥に入れておいたので、無事でした。
ところで、「お十夜」は、もとは十日十夜の念仏の法要のことだそうです。調べてみたら、お経の中に、この世で十日十夜善いことを行うのは、仏の国で千年行うよりもすぐれている、という一節があるのだとか。室町時代に京都のお寺で始まって、いまは一晩か二晩に縮めて勤めるところが多いようです。住職にその話をすると、「千年分を一晩で、とはいかないけどね」と笑っていました。
提灯を十八、棚に戻して帰りました。灯りの入る晩が、楽しみです。
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