レジ打ちの手が、少し早くなった
短大の近くのスーパーで、週に三日ほどアルバイトをしています。夕方から閉店まで。レジに立つ日が多いです。
四月から働きはじめたころは、袋詰めも金額の声かけも、ぜんぶ遅れました。いまは少しだけ、手が先に動きます。それだけのことですが、ふと自分でも驚く瞬間があります。お客さんの買い物かごを見ると、その人の晩ごはんがなんとなく見えてきて、なんだろう、不思議な仕事です。
今日は仕事のあと、店の裏口から出ました。外はくもりで、風は弱かったです。駐輪場の上に、うすい雲が重なっていて、その切れ間に、飛行機が一機だけ小さく見えました。カメラは部屋に置いてきた。残念。
仕送りとバイト代で、なんとか回っています。月に一度、帰りに買う甘いものが、ささやかな楽しみ。今夜はそれを食べながら、ノートを開く予定です。
とりあえず一首。
レジ越しに 渡すお釣りの あたたかさ 誰かの夜に 混ざる灯りか
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