ひさしぶりの電話
夜、高校の写真部の友だちから電話がありました。携帯が鳴って、画面に名前が出たとき、ちょっとだけ手が止まったのは、ひさしぶりだったからです。
向こうは地元の大学に行った子で、年末に帰省したら部室の前の廊下が思ったより狭かった、という話から始まりました。わたしは「そうなんだ」と言うばかりで、あまり話せませんでした。話し出すまでに間があくのは、やっぱり直らないですね。それでもあの子は気にせず、のんびりしゃべってくれました。
一人暮らしのことも聞かれました。ワンルームは夜になると冷蔵庫の音がよく聞こえること、冷え性なので足先にはいつも靴下をはいていること、そんな話をしたら笑われました(笑)。
切ったあと、窓を少し開けてみました。冷たい空気の中に、星が三つか四つ。今日は一日、空がきれいでした。夕方に撮った一枚は、まだカメラの中です。
とりあえず一首。
電話から 声が消えても 部屋の隅 まだ誰かいる 冬のしずけさ
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