小さな鳥居の前で、傘をたたむ
夕方、仕事がひと区切りついたので、西峰公園の裏手にある小さな神社まで歩きました。前から通り道にはしていたのですが、鳥居をくぐったのは、ずいぶん久しぶりです。
空は霧雨でした。傘をさすほどでもなく、かといって何もなしでは、眼鏡がじわじわ曇ります。鳥居の前で、一度ふくことにしました。人気のない境内は、杉の葉のにおいがして、足もとの石畳が、うすく光っていました。
手を合わせたあと、しばらくそのまま立っていました。父のことを、お願いするのでも、報告するのでもなく、ただ、ここに来た、というだけです。二月から、神社に来ると、どこかで父の歩幅を探してしまいます。口数の少ない人でしたが、石段だけは、いつも私より先に上っていました。
帰りに、拝殿の脇の紫陽花を見ると、まだ色のつかない青い蕾でした。梅雨入りは、もう少し先のようです。今日の一首は、できませんでした。できないまま歩く帰り道も、わるくないと思っています。
コメント
| « 雨の月曜、中華そばの湯気 | 父の歌を、はじめて歌会に出そうと思った » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 日常(1277) |
|---|---|
| タグ | 日常家族仕事母息子雑記行事近所実家体調冬夫職場ごはん育児節約夏秋失敗おでかけ日曜日畑休み休日猫自転車長女健診友だち新生活 |