雨の月曜、中華そばの湯気
連休が明けた月曜は、朝から雨でした。一日じゅう日が差さず、昼の仕事部屋も電気をつけたままです。
十二時を過ぎて、近所の食堂まで傘をさして歩きました。注文したのは中華そばで、値段は六百七十円。しばらく連休の外食が続いていたので、素朴な一杯が恋しくなったのです。
運ばれてきた丼の湯気で、眼鏡がすぐに曇りました。曇った視界のまま、まずスープを一口。醤油の角が立たず、鶏の出汁がすっと通っていきます。ちぢれの少ない細麺は、昔から変わらない固さです。店の人は黙って水を足してくれて、その距離感も、この店の味のうちだと思っています。
食べ終えるころには、肩の力が抜けていました。雨の日の麺類は、おなかより先に、背中のあたりが温まります。
湯気にまず眼鏡をあずけ雨の日の一杯をただ待つ昼のひととき
三十一音に収めようとすると、どうも「ひととき」が余計でした。次の歌会までに、直しておきます。
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