妹に聞かれた、志望校のこと
土曜日で、学校は休みでした。外は小雪がちらついていて、朝から部屋の窓が少し白くなっていました。
昼すぎ、リビングで過去問を解いていたら、妹が向かいに座って、「お兄ちゃん、本番の日って何を持っていくの?」と聞いてきました。まだ受験は先の妹ですが、最近は私の様子をよく見ています。受験票、鉛筆、消しゴム、腕時計、と順に答えると、「紅茶は?」と笑われました。魔法瓶に温かいものを入れていくつもりだと話すと、「それ、母と同じこと言ってる」とのことでした。
台所から母が顔を出して、「ミルクティーなら、砂糖は少なめにしておきなさい。甘すぎると眠くなるから」と言いました。私は、試験の日はストレートのほうがいいと思っています。渋みが出ないように、茶葉は少なめにして、蒸らしは3分くらいにするつもりです。そう説明していたら、少し早口になっていたようで、妹に「はいはい」と言われてしまいました。
夕方に父が帰ってきて、玄関で一言、「寒い日は、手をあたためておけ」と言いました。それだけでしたが、あとで母に聞くと、父は自分の受験のときの話をしたかったようです。来週は、魔法瓶に入れた紅茶が、何時間たってもぬるくならないか、一度ためしてみます。
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