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しゅん

人のいない河川敷を、四十キロ

2021-03-12 · カテゴリ: 日常

金曜だが、在宅の日だった。仕事は定時で終わったので、そのまま着替えて、少しだけ走ることにした。

緊急事態宣言は、まだ続いている。人の多い道は避けたい。それで、地図で見つけた、川沿いの細い道に行ってみた。舗装は古くて、ところどころ波打っている。車は入ってこない。すれ違ったのは、犬を連れたおじさんが一人と、釣り人が二人だけだった。

風は冷たいが、日が長くなってきた。五時半でも、まだ明るい。土手の菜の花が、ぽつぽつと咲いていた。マスクは首に下げて、人が見えたら上げる。この動作だけ、やけに上手くなった。

途中、工事で道が途切れて、引き返した。地図を見ずに走るからこうなる。自分にツッコんで、ペダルを回した。

帰ってみたら、四十キロ。部屋にバイクを入れて、床を拭いた。人がいない道は、気楽でいい。ただ、誰かに話したくなっても、話す相手が釣り人しかいない。それはそれで、まあいい。

自転車春

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