洗濯物が、全部ピンクになった
赤い靴下が一枚、白いシャツの中に紛れていた。
気づいたのは、洗濯機から出したとき。白いシャツが三枚、肌着が二枚、タオルが一枚。全部うっすらピンクだった。うっすら、というのがまた中途半端で、腹が立つ。
洗濯機を回す前に、ポケットを確認するくらいはする。でも色物と白物を分けるのは、まあ大丈夫だろうと思って、やらなかった。大丈夫じゃなかった。一人暮らしを始めて一年近く、そろそろ慣れたと思っていた自分にツッコみたい。慣れたころが一番あぶない、というやつだ。
仕事の日だったので、朝のうちに洗濯機を回して、夜に干すつもりだった。夜に取り出して、この結果。ピンクのシャツしかなくて、明日の朝着るものがない。調べたら、もう一度洗えば少し戻る、と書いてあった。もう一回回している。
結局、明日は職場に、いちばんピンクが薄いシャツで行くことにした。同僚に何か言われたら、「そういう色です」と答える。たぶん信じてもらえない。
犯人の靴下は、なぜか一滴も色が落ちていない。いちばん元気そうな顔で、ハンガーにぶら下がっている。
コメント
しゅん
頼もしくない。声は小さくなると思う。
頼もしくない。声は小さくなると思う。
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「そういう色です」と言い切るしゅんさんが、ちょっと頼もしいです。薄いピンクのシャツ、意外と似合っているかもしれませんよ。