炊飯器の中で、ごはんが固まっていた
朝、炊飯器のふたを開けたら、ごはんが固まっていた。
日曜の夜に炊いて、保温のまま放置した。それが三日前。水曜の朝まで、ずっと保温だったらしい。電気代のことは、あまり考えないことにする。
黄色い。端が茶色い。しゃもじを入れたら、ガリッと言った。普通、ごはんからは出ない音だ。内釜に水を張って、とりあえずふたを閉めた。見なかったことにしたい。
帰ってから洗うつもりだった。でも、夜に帰ったら、水が少し臭っていた。放っておいた時間のぶんだけ、ちゃんと臭う。正直なものだ。
洗いながら考えた。一人暮らしを始めて一年とちょっと。炊いたらすぐ小分けにして冷凍する、というのは、最初の頃はできていた。慣れると、一番に手を抜く。自分のことなのに、他人事みたいにツッコミたくなる。
今日は、炊飯器の横に付箋を貼った。「炊いたら、冷凍」。字がやけに丁寧で、少し笑った。たぶん三日はもつ。
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