「それ、メールで来てた?」と三回聞かれた
月曜。連休明けの職場は、朝からメールが多い。
隣の席の同僚に、午前中だけで三回聞かれた。「それ、メールで来てた?」。来ていた。三回とも、来ていた。しかも一回目と二回目は、同じメールだった。
三回目は、もう画面を同僚の方に向けて見せた。「ここです」と指でさすと、「あ、ほんとだ」と言われた。ほんとだ、じゃない。
腹は立たなかった。むしろ、ちょっと感心した。あれだけメールが来たら、全部は読めない。私も、読んだ気になっているだけのメールが、たぶん何通かある。人のことは言えない。
昼休み、同僚が缶コーヒーをくれた。「朝の分」だそうだ。聞かれた回数と、コーヒーの数は合わない。一本で三回分なら、かなり安い。
午後は、納期の調整の電話が二本。メールを見ずに聞かれたら、たぶん私も同じことをする。そのときは、缶コーヒーを一本、用意しておく。
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