雪の朝、ミケは窓辺から動きませんでした
4月も終わりだというのに、けさは雪でした。カーテンを開けると、庭の花壇にうっすらと白いものが積もっていて、ミケが窓辺にちょこんと座っていました。
三毛の背中を丸めて、降る雪をじっと見ています。9歳になって、ますます丸くなりました。最近は動きがゆっくりで、ひなたぼっこの場所を探しては、そこで半日過ごしています。きょうは日が差さないので、窓辺で外を眺める係になったようです。
雪を見ているミケの隣で、私も少しのあいだ立ったまま眺めていました。先週までの暖かさで、花壇のチューリップが芽を出しかけていたのに、かわいそうに。それでもミケは、私よりよほど落ち着いた顔をしています。
夫は退職してから、朝の散歩の帰りにミケをなでるのが日課になりました。けさは散歩を早めに切り上げて帰ってきて、「ミケは寒くないかな」と、ストーブの前に座布団を寄せていました。ミケはそれを見ても、ふいと顔をそらしただけでした。もうすぐ令和になるというのに、うちの猫は、平成のままのんびりしています。
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