雪の朝、夫が玄関先で黙って雪をかいていました
日曜の朝、目をさますと、窓の外はしんしんと雪でした。昨夜もだいぶ降ったようで、玄関の前は、もうこんもりと白くなっています。
夫はいつの間にか起きていて、黙ってスコップを持って外に出ていました。声をかけると、「おはよう」とひとこと。それだけで、また雪をかき始めます。無口な人ですが、背中を見ていると、今日も体は元気そうだと分かります。私も手袋をはめて、玄関の階段まわりを少し手伝いました。
来年の秋には、夫も再雇用を終えて、完全に退職の予定です。そうなったら、この雪かきも、ゆっくり時間をかけてできるようになるでしょう。今は平日の朝に、出勤前の慌ただしい中でやっているので、日曜の朝のこの時間が、ちょっと貴重に思えます。
一通り終わると、夫は肩に積もった雪をはらって、「今年は早いな」とつぶやきました。たしかに、去年よりも冬が駆け足のようです。足もとのミケは、寒そうな顔で、ストーブの前から動きません。温かいお茶を入れて、夫と二人、ひと息つきました。外では、まだ雪が静かに降っています。
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