1歳の手が、私の指を探しました
夜に、長女から電話がありました。1歳になった孫は、このごろ、つかまり立ちから一歩、二歩と歩くようになったそうです。電話の向こうで、「あー」という声と、ぱちぱちと手をたたく音が聞こえました。
長女は、ちょうど保育園から帰ったところで、疲れた声をしていました。それでも、孫の話になると、すぐに明るくなります。きのうは、お気に入りの靴下を片方だけ持って、部屋じゅうを歩き回っていたそうです。「はるくんらしいでしょう」と笑うので、私も、台所で笑ってしまいました。
今日の札幕は、こちらと同じくらい冷えたようです。こちらは朝からくもりで、窓から見える空も、ずっと白いままでした。仕事帰りに、近所のスーパーで、厚手のタイツを買いました。孫が来たとき、足元が冷えないように、小さいのも見てみましたが、まだ大きさがわからず、買わずに帰りました。
先月会ったとき、孫の小さな手が、私の指を探して、ぎゅっと握りました。あの力強さは、思い出すと、いまも指先がじんわり温かくなります。母にも、見せたかったなと、ふと思います。
つぎに会えるのは、年末です。そのときは、歩く姿を、見せてもらえそうです。それまでに、小さな靴下を、もう少し縫っておこうと思います。
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