雪解けの道に、赤い帽子を持っていきました
今日は月曜日でしたが、先週の日曜日に歩いた低山のことを、少し書いておきます。今日は病院の外来で朝から採血が続き、帰ってきてから、山で撮った写真を見返していました。
登山口の近くは、雪がほとんど解けて、道がぬかるんでいました。日陰には、まだ固い雪が帯のように残っていて、友人と二人、靴のかかとを立てるようにして歩きました。山では、いつもの赤い帽子をかぶりました。沢の水の音が、冬のあいだより、ずいぶんにぎやかです。
中腹まで来ると、木々の枝先がほんのり赤みを帯びていて、芽がふくらみかけていました。足もとには、ふきのとうが、もう花になりかけたものまで顔を出しています。母がいたころは、山の帰りに摘んで届けると、「いい匂い」と言って、小さな声で喜んでくれました。今年は、その声がありません。それでも、しゃがんで匂いをかいでみると、少し苦い、春の匂いがしました。
頂上では、風がまだ冷たく、水筒の熱いお茶がおいしかったです。遠くの山には、白い雪が厚く残っていました。友人が「あそこは、まだ冬ね」と笑い、私は、ゆっくり歩けば、春もゆっくり来るのだなと、おにぎりをかじりながら眺めていました。
帰りの道では、泥はねでズボンの裾が茶色くなりました。洗濯は、夫が先に回してくれていました。
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