採血の列に、雪の朝がやってきました
今日は木曜日で、朝から病院でした。三月も下旬というのに、昨夜からまた雪です。外は氷点下八度まで下がったようで、駐車場から外来まで歩く間に、まつげが凍りそうでした。
雪の朝は、外来の様子がいつもと少し違います。足もとが悪いので、受付が始まる前から、ご年配の方が早めに来て、採血の前の椅子に静かに座っておられます。濡れた靴で床がすべりやすくなるので、入口にマットを足して、私は雑巾を持って、行ったり来たりしていました。こういう時は、看護師も半分は掃除係です。
採血では、寒さで血管が引っこんでしまう方が多く、なかなか針が入りません。そんな時は、蒸しタオルで腕をあたためてから、もう一度ゆっくり探します。「寒いからねえ、ごめんねえ」と患者さんのほうが気づかってくださって、こちらが恐縮してしまいました。若い同僚が、うまく入らなくてしょんぼりしていたので、「腕があったまるまで、お茶でも飲んでもらおうか」と声をかけると、少し笑ってくれました。待ってもらう時間も、案外わるくありません。
午前の最後の方になると、日がさして、窓の雪がきらきら光っていました。春分を過ぎても、このあたりの春はまだ先です。帰りの車は、ワイパーで雪をはらうところから。今夜は、あたたかいものを食べて早く休みます。
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