長女の電話は、三分で切れました
今日は朝から雪でした。外来の仕事を終えて帰ると、ちょうど携帯が鳴って、札幕にいる長女からでした。
「お母さん、元気? 今、休憩中なの」と、いつもの明るい声です。子どもたちを寝かせる前の、わずかな時間にかけてくれたようで、話したのは三分ほど。最近の保育園ではやっている風邪のことと、私の体を気づかう言葉を聞いて、「じゃあまたね」と切れました。短くても、声を聞くと安心するものですね。
長男は東京で働きはじめて一年足らず。こちらはもっぱらメールです。用件だけの短い文で、「元気。仕事は忙しい」とあるだけの日もあります。それでも返事を打つとき、つい長くなってしまいます。母のこと、庭の雪のこと、パッチワークで小さなポーチができたこと。読み返すと、ほとんど私のひとりごとです。
夕飯のあと、夫に「二人とも、元気そうだったよ」と話すと、「それならいい」と、新聞から目を上げずに一言。無口な夫ですが、少し口もとがゆるんでいました。
明日は母のところに寄る日です。長女の電話のことを、話してあげようと思います。
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