母の湿布と、薬の袋
今日は霧雨のような雨が降ったりやんだりの一日でした。仕事の帰りに、母の家に寄ってきました。
玄関で声をかけると、母は台所のテーブルで、薬の袋を広げているところでした。病院でもらった薬が、日にちの違うものまでいっしょに、輪ゴムでまとめてあります。ひとつずつ見ていくと、朝の分を二回飲んだらしい日もあるようで、数が合いません。母は「ちゃんと飲んでるよ」と笑っていましたが、背中の丸い後ろ姿を見ていたら、責める気持ちにはなれませんでした。
同じ病院で働いていても、母の薬のことは、やはり家族の目で見てしまいますね。仕事なら「確認しましょうね」と言えるのに、母には、つい言い方が遠回りになります。今日は、日付を書いた小さな袋を百円ショップで買ってきて、まず母の前で、一週間分を並べてみました。「あら、きれいに並ぶねえ」と母。気に入ってくれたのかどうか、まだわかりません。
毎日は通えませんし、一人暮らしを続けたい母の気持ちも、大事にしたいです。どこまで手を出して、どこから見守るのか。答えは出ないまま、帰りの車の中で、明日の朝にでも電話をしてみようと決めました。
帰るとき、母が玄関で「湿布、あとで貼っておくから」と言いました。そちらは、ちゃんと覚えているのが、おかしくて。
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