夫が「雪、かくか」と言った朝
今朝は、小雪がちらついていました。気温は氷点下十℃台前半で、息を吸うと鼻の奥がつんとします。
玄関を開けると、夫がもう長靴をはいて立っていました。「雪、かくか」とひとこと。無口な人なので、会話はそれだけです。私は「お願いします」と返して、台所に戻りました。いつもの朝ですね。
それでも、窓から見ていると、夫は門の前から、お隣さんとの境目まで、きちんと幅をそろえて雪をよけています。定規で引いたような線で、さすが土木の人だなあと、ひとりごとが出ました。夜勤明けの人や、うちの前を通る朝の散歩の人が歩きやすいように、という気持ちもあるのだと思います。
仕事から帰ったら、玄関の前に、小さな雪の山が三つ並んでいました。「あれは何ですか」と聞くと、「置き場がなくて」と夫。少し間があってから、「朝日ヶ丘神社の前の道の方が、もっとすごい」と言うので、帰りに見てくることにしました。会話はやっぱり短いのですが、短いなりに、ちゃんと夫婦の話をした一日でした。
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