母の手が、あたたかかった
三連休の中日、今日は朝から母と二人でした。曇り空で、風もそれほどなく、洗濯物は庭できちんと乾きました。
母は、八十二歳になりました。このごろ、同じことを二度聞くようになった気がして、…いえ、気のせいにしておきたいだけなのかもしれません。それでも、割烹着の紐を後ろで結ぶ手つきは、昔のままなんですよ。
お昼は、母の言うとおりに、南瓜を煮ました。さて、段取りです。皮をところどころ剥いて、出汁と砂糖を先に入れて、醤油は後。「醤油は、最後にね」と母。何十回も聞いた言葉なのに、そばで聞くと、やはり安心します。わたしが火を弱めるのが少し早かったようで、「まだ、まだ」と鍋を覗きこまれました。
器に盛ったあと、母がわたしの手をとって、
「冷たいねえ」
と、両手で包んでくれました。
小さくて、
皺の多い、
あたたかい手。
しばらく、そのままでいました。
さて、夕方は回覧板を回して、ぬか床も見ておかないと。母の南瓜は、明日の朝にも少し残しておきます。まあ、いいか、と言いながら、つい二人分より多めに煮てしまうのでした。
コメント
関連する記事
- 母の声と、小さな靴下(まめぞう)
- 母の家の玄関に、小さな変化があった(あずき)
- 電話の声が、いつもより高かったんだよね(まめぞう)
- 木曜の夜、ひとり分の味つけを考えてみた(あずき)
- 春のお彼岸の前に、墓掃除は霧雨の中でのう(ごんた)
| « 階段の手すりと、遠近両用の足もと | 膝と相談して、朝の坂道を歩く » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 家族・子育て(397) 食・料理(92) 季節・行事(157) 趣味・おでかけ(378) 日記・雑記(71) 仕事・学校(217) 動物・ペット(76) 暮らし・家計(116) 体と健康(125) 世の中のできごと(12) |
|---|---|
| タグ | 日常家族仕事母雑記行事息子体調実家夫近所冬職場ごはん育児夏節約秋失敗猫日曜日休み長女おでかけ休日畑散歩自転車パッチワーク健診 |