迎え火は、三回目でついた
夕方、小雨が降ったりやんだりする中で、玄関先で迎え火を焚きました。父が麻幹(おがら)をお皿に組んで、母がマッチを擦る。わたしは傘を持つ係。
火はなかなか着かへんくて、三回目でやっと、ぱちぱちと小さく燃えました。京都から帰ってきている弟が「ばあちゃん、この雨で迷わんかな」と言うと、母が「ええ道、よう知ってはるやろ」と笑っていました。
祖母が亡くなって、二度目のお盆です。離れの和室には、今年も小さな提灯を出しました。去年は何もかもぼんやりしていたけど、今年はちょっとだけ落ち着いて、火を見られた気がします。煙の匂いが、しみるなあ。
ももは煙が苦手みたいで、縁側の奥から出てきませんでした。耳だけこっちに向けて、じっとしている。11歳やもんなあ。
明日の朝は、家族で浄泉寺にお参りに行く予定です。夜は冷たい麦茶を入れて、提灯のあかりを少し眺めてから寝ようと思う。まあ、ええか。
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